ティーバッグの歴史
一番最初のティーバッグは1800年代の終わり頃、イギリスで発明されたと言われています。しかし残念ながら、その時には流行しませんでした。
少し時が流れ、舞台はアメリカ。トーマス・サリバンという貿易商が、1901年に紅茶の試飲サンプルとして絹で作った小袋に粉末の紅茶を入れたものを開発しました。これが好評となり、ティーバッグの普及が始まったと言われています。
後に絹の袋はガーゼに改良。1908年には、消費者用としても売り出し、やがて紙のティーバッグが誕生します。ティーバッグはアメリカで広く普及し、それまでポットにリーフを入れるというスタイルだった紅茶が、ティーバッグで気軽に手軽に飲めるという時代になっていったのです。
ティーバッグ自動包装機の登場
1947年には、紅茶の歴史にまたもや革命が訪れます。ドイツで自動包装機が開発され、ついにティーバッグの大量生産の時代が到来しました。この機械がコンスタンタ、現在タチバナ産業でも使用しているコンスタンタの初期モデルです。やがてコンスタンタは日本にも導入され、日本にも紅茶ティーバッグが普及していくことになります。
ティーバッグは紅茶文化の担い手
お湯を沸かし「茶葉」をポットに入れ、お湯を注いで抽出するというスタイルの紅茶。もちろん今でもこの文化は、とても大切なものです。しかし、やはり時間をかけず手間をかけず紅茶を楽しめるティーバッグは、生活に欠かすことのできないものになりました。
今ではティーバッグの品質も非常に進化し、テトラタイプのように、大きめのリーフを入れて、本格的な味を楽しめるようなものも増えています。特に現代のライフスタイルでは「時間を使わずに楽しめる」ということは、とても重要な要素です。ティーバッグは、これからも紅茶文化の大きな担い手として、みなさんの生活を彩ることでしょう。
紅茶文化をもっと普及させるために
紅茶はおいしいというだけではなく、近年では「健康に対して様々な効能」があることも分かってきています。タチバナ産業は、そんな素晴らしい飲み物である紅茶を、消費者のみなさんにもっと飲んでもらいたい、紅茶文化をもっともっと広めていきたいと考えています。
だからこそ、しっかりと美味しさが伝わる「質の高いティーバッグ紅茶」を世に送り出すことが、私たちタチバナ産業の使命だと考えています。
家族の団欒を、恋人とのひと時を、ゆったりとした一人の時間を、美味しい紅茶と共に過ごしていただけるよう、これからもタチバナ産業は、紅茶文化の普及に努めてまいります。